ニセコイ:

トクベツ

放送折り返し!
古味直志先生インタビュー

――TVアニメ第2期「ニセコイ:」をご覧になった第一印象はいかがでしたか?
まずはオープニングにビックリしました。LiSAさんの「Rally Go Round」という曲と映像が相まって、とても力強さを感じました。まぁ動く動く!
キャラクター全員にちゃんと見せ場があって、「みんな楽しそうだなぁ」と思いました。本当に楽しそうに楽をしばくなぁ、と(笑)。
――1期の放送終了から約10ヵ月ぶりに放送が始まった2期ですが、久しぶりにアニメで動く楽たちをご覧になってみて、いかがでしたか?
「ああ、帰ってきたな!」と思いました。それは「シャフトさんの演出」が帰ってきたという意味です。僕としては、原作で普段自分が描いているキャラクター達がどう、というよりは、アニメ化にあたって改変された部分を見るのがとても楽しいです。
特に第1話「キヅイテ」の千棘の表情はとても好きでした(笑)。アニメ制作スタッフの方々のなかで、原作の表情を上手く表現したいというのと、できれば原作にさらに何かプラスした表現をしたい、と考えていただいていたそうなんです。アニメ第1話の、リボンの違いに気づいてもらえなかった時の表情は、原作にない表情を描いてくださったんですが、とても素晴らしかったです!
――アニメ制作スタッフとのやり取りで、印象に残っていることはありますか?
僕はシャフトさんを全面的に信頼していて、基本的にすべてお任せしているので、内容面に関して要望を出したことはほとんどありません。他の作品と比べても、あまり頻繁に連絡を取り合う方ではないと思います。
ですが印象に残っていることとしては、1期の打ち上げで、キャラクターデザインの杉山(延寛)さんとお話したことですね。杉山さんが描かれる絵は女の子らしくて、本当に大好きなんです。特に、手の演技がすごい!……なんて、ディープな話をずっとしていました(笑)。
「ニセコイ」で初めて杉山さんの絵を見たのですが、もう一目見て「これは敵わん!」と思いました。今ではたまに杉山さんのイラストを逆輸入していて、模写したりしながら、僕の方が学ばせてもらっています。
――2期ならではの要素として、春・風・ポーラといった新キャラクターが登場します。アニメになってしゃべる・動く彼女たちをご覧になった感想はいかがですか?
それぞれ声のピッタリ感がすごい!と思いました。まさに自分が想像していた通りでした。特に春はこれから活躍していくと思うので、とても楽しみにしています。
――最後に、原作「ニセコイ」の今後の展開についても教えていただけますか?
凡矢理高校では楽たちが2年生になり、春が1年生として入学してきたように、この作品は時間が進むお話です。そろそろ季節も変わって楽たちも3年生になり、それぞれの進路が決まろうとしています。少しずつ少しずつ、恋の決着に向けて物語が進んでいきます。ぜひ最後まで彼らの物語を応援していただけると嬉しいです。
イチラン